「ステージセラピー、声を使って心を知る」5.見えないエネルギーを使う

実はこれは演技の研究の中ではいっぱいされてることなんです
けれど、それを心理療法とくっつけた、っていうのはまだそんなにないんですね。
だけれどこれをひとつずつやることで、間違いなくラクになります。

ですので、こればっかりはみなさんにどんどんやってもらえへんと、聞いてるだけでは
わかりにくいと思います。
でも、もうちょっとだけ説明していきます。

コミュニケーションの話をしましょうか。
コミュニケーションって、日本語でどういう意味やと思います?

会話。感じ合うこと。

・・・なるほど。
あのね、感じ合うってなると、、、もちろんその部分も必要なんですけれども
コミュニケーションってのは『情報の伝達』っていうのが必要です。

意思の疎通、いまおっしゃってくださったように要するに感情を重ねる、お互い
相手と気心が知れるような状態になって何か伝えたいことを伝える。
買いもの行って、きゅうり3本買うてきて。それでもええんですよ。
買いもので、近所のマーケット、コープさん行ってきゅうり3本買うてきて、
という情報を伝達する。そやけどそのとき急いで「あんた、何してんのん!
間に合わんねん。きゅうり3本、きゅうり3本、はよ買うてきて!!」っていうのも
ありやし、「ああ、そうやなあ。。。明日の昼までに間におうたらええからきゅうり
3本買うてきて」って、これどっちもおなじきゅうり3本なんです。
でも、すぐに買うてきてほしいのか、明日の昼までに間におうたらええのかで、
全然ちがう。

だからそういうぜんぶのトータルのことの意思の疎通のある情報伝達のことを
『コミュニケーション』っていう言葉で表します。
それを、ドラマをすることで、寸劇をすることで、コミュニケーションをなり立たせ
ようという動きがあります。
それを、ドラマ+コミュニケーションで、『ドラマケーション』という言葉があります。

だから、さっきから何度も言ってますけれども、A君がB君の役をやってみて、それで
A君はそうしてB君にああいわれたのかな? っていうことを考える。
姑さんがよしこさんの役をやってみて、それでお姑さんは嫁さんの気持ちを考える。
そういうのがドラマケーション。
これ、ここまではわかりますよね?

これね、ここに人が1人立ってます。
地球の上にね。
これなんですkれども、あんでここに人が立ってるかわかります?

重力があるから。

そうです!
重力ゆうのがあります。
重力。
重力ってなんなの? っていうと、これはニュートンが発見してくれてます。
ずいぶん昔に。
りんごがヒュー、どん!って落ちたっていうんで、ああ、もしかしたら物と物って
好きでなくても引かれあうのかなって。
万有引力ってのがあんねんなってことに気がついてkれはったんです。

だから、もしも! なんですけれども、もしもここに立ってる人が地球1個の重さより
体重が重かったら、もっと大きかったら、極端な話これくらい大きくなっちゃったら、
この人がここからボン!ってジャンプすると、この人飛んでって、この人に地球が
ついてく、いうことになります。
そういうものなんです。
それが万有引力ってやつです。
すべてのものには引力があるのよ、って、そういうお話です。

でもそういうのって実際に見たことないから、あんまり実感しませんやん?
引力なんか見える?
見えませんでしょ?

たとえば、わたしいま、じゃあアトムじゃないけど、みなさん、もう時間です。
サヨナラ! ピュ!って飛んでも、あ、、、帰ってきてしもた。なんで?って。
万有引力なんです。
見えてないけど戻ってきちゃった。

でもこれ宇宙船の中でおんなじことやったらヒューン!ってたぶん飛んでくんですよ。
宇宙の中でこれやると飛んでっちゃうんですよ。なんでか。
広すぎるから。

つまり、見えへんけども引力とかいろんなエネルギーってのがあるの。
たとえばこのお部屋、実はみなさんにタダで提供しているものがあります。
空気です。
ね。空気の中には酸素も二酸化炭素も窒素もいろいろ入ってます。
みなさんにこれ、わたしプレゼントしてるんです。

ところが!
外の廊下に行ってもあります。
種を明かせば、わたしもいただいてますから。

これは一応タダでみんなの手に入ります。
まぁ、ちょっと悲しいかな、最近は中国の大気汚染物質、PM2.5とか黄砂とかが
ガンガン飛んできますから、空気の中に汚いものもいっぱい入ってて、みんな喉やら
鼻やらすごくやられちゃうんですけれども、でも、とにかくこれはわたしたちがいろんな
ところからいただいて、またみんなで交換しあってる、っていうようなもんです。
だって、わたしがハーって吐いた息、吸ってるかもしれへんやん?
だけれどもこれぜーんぶ循環してるわけです。
じゃ、どこがおおもとになってくれてるのー? って言ったら、お天道様が光の力で、
光エネルギーっていうのをこの地球上にある葉っぱにいっぱいくれてるわけ。
そしたらそこに葉緑素いうのがあって、酸素出してくれて、でまた、わたしたち吸えてる
わけです。

そういうふうに、目に見えないエネルギー、目に見えない空気、酸素、山のようにあります。
この力を考えて使っていきましょう、っていうのが、『量子学』っていう学問が最近だいぶ
一般的になってきました。

あの、アインシュタインなんかがいろいろ言い出した後くらいから、だんだん考えられる
ようになってきた言葉ですけれども。

目に見えないものだけれども、、、でもそんなこというたらブドウ球菌とか大腸菌とかだって
目に見えません。
それを見つけてくれたのがパスツールさんていう人ですね。

でも、とにかく昔からいろーんなものが、どうやらこの地球の上にはあるんやぞ、と。
この部屋には椅子がぜんぶで何個あって、とかそれどころじゃない、ばい菌やらバクテリアやら
細かいものまで言ったら山のようにうっぱいあるぞ!
そういうような、いっぱいあるもののもっともっとちっちゃいもんまで言うと、『祈り』とか、
『思い』というものにも実は物を動かすエネルギーがあるんだ、ってことさえわかってきたんです。
最近。

じゃ、それを、このステージセラピーの中でどうやって使うの? っていうことなんですね。
それはどういうことかっていうと、実はわたしたちは昔からやってるんですよ。

たとえば、ここでじゃあ祝詞をあげます、と。
かしこみ、かしこみ~ ってこう、やるとしますでしょ。
で、それで二礼二拍手して、かしこみかしこみ~申しあげまする~ ってやるときに
いいかげんにちゃらんぽらんにやってうまくいくとは思えへんやん?

で実際、そんなのを神さまが見てらっしゃったら「お前なんかに」っていうふうに思いはると
思うんですけれども、実際だれが見ててもあんな人にはって思うやろうし、で、実はやってる
本人も「まあ、うまいこといけへんかもしれないけど、みんなやってるからちょっと賽銭だして
笹の葉1本、寅の置きもの1個、なんかいいことあるかな? wwww」くらいでやってたって、
それはなかなか・・・。

でもそこで本気でお祈りをする。
「もううちはいまお金がないんです。ぜひぜひお金ください。お金お金お金お金~」
って言ってると、そしたら不思議なことに、「ああ、そうか。お前お金ないねんな。うん。
もうちょっとお金ないの続けとき」になっちゃう。
そういうもんなんですよ。

だから、お祈りいうのは、「いまはけして豊かとはいえないかもしれませんが、日々の生活
やっていけるのがありがたいです」といってちょっと控え目くらいにいうと、
「ああ、それくらいでいけるやったら、それでいっとき」にまたなるのよね。

ほんならそこんとこはガラッと考えを変えて、それで
「ほんとうに満足しております。ほんとうにたくさんのお金と美女と優しい先輩と後輩と
同級生と部下に包まれてほんっとうにしあわせです。うれしいです。」っていうふうに
どんどん自分の中でイメージしていくんですね、いいことを。
それくらいのイメージしてお祈りなんてしてるといいことがくる。

実は神主さんなんかに聞くとわかるんですけど、ほんとにお祓いというお祈りですね、
それをやるときっていうのは「無いからどんどんちょうだい!」って言ってたら
ちょうだいのエネルギーが出てくるんで、ちょうだいのエネルギーが出てる人っていうのは
いつまでも貧乏なんですね。

そうじゃない。
いまがうれしい。最高。いま幸せ。くらいでほんとにー、っていう感じでやると、やっぱり
いいことが迷い込んでくるのか、決まったようにやってくるのか。
っていうのが実は量子学の話なんです。