ボイスチェック&ソングチェック♪ Part3.エントリーN0.2 What you won’t do for love

(Bさんが歌い終わって・・・)

Dr.松永:はい、ありがとうございました。
まず、ご自身で、自分はこんな風に歌いたいとか、ここが苦手だな、とかいうことはありますか?

Bさん:それがよくわからんのです。
でもとりあえず歌の上手い下手はいいから、いまよりもっと楽に声が出せるようになりたい、というのはあります。

Dr.松永:そうですか。まさしく私がいまいおうとしていたことがそこなんです。

まず、ふつうこういう曲を歌うときには伴奏がついていたりするわけですがここではそこまでのことができないのでアカペラで歌ってもらっています。
するとボビー・コールドウェルのこの歌のようなスローバラードだと、リズムとビートを自分で刻まなければならないので難しい。
歌が、声が、この曲全体のノリを引っぱってってくれるかどうかがひとつの課題になります。

Bさんは腹式呼吸がまったくできてないわけではないんですが、肩にすごく力が入っています。
それに声を顎で支えると、息の流れが寸断されてしまいます。
それを頭で(わかっているメロディーで)つなげようとするとよけい無理がかかる。

まずは肩の力を抜いてみましょう。