咽喉の病気』ポリープって何?喉頭がんって怖いの?NO.6 すでに喉に疾患があるときのウォーミングアップ法

さて、ここからは、すでに医者に行って喉に声帯結節やポリープがあるから、あまり声は出さないようにしてください、といわれたときのウォーミングアップ法についてです。
たとえばこんなのがあります。
これは1人ではできませんが、ひとつのクッションを取り合いっこしながら犬みたいにハアハア息を出して歌う。
声が出ないときはこのハアハア犬みたいに息を出しながら歌うウィスパリングを活用してください。

声を出す前のウォーミングアップの目的は大きくいって2つあります。

1.血流を上げる
2.肺をめいっぱい広げて、めいっぱい縮める
これをやることによって筋肉がつきます。

このほかに、『口から細い糸を吐くように長く呼吸を出し続けて、吐けるところまで吐いたら息を吸う』という方法もありますが、これはヨガやアーユルヴェーダでいう呼吸法で、これをやると自律神経と血圧が安定して健康にいい。

けれども声を出す、ということはある種スポーツみたいなところがありますから、肺をめいっぱい使って鍛えることも大切です。

そして、喉に疾患があるときのウオーミングアップはこのように身体を使って声帯は使わないことです。