あなたの声のキャラクター 3.自分の声を知ろう!

たとえば目の前の美人さんの顔から、ぜんぜんその容姿にそぐわない変な声が出てくることは、なかなか想像しがたいことです。
人間の顔というのは、いつも出している音(声)を出すために筋肉や骨は発達していきますから、とうぜん良い音を出すための骨とか筋肉ができてくると、その良い声に合ったお顔になってくるんです。

いい声にしたい。
そのためにはどうしたらいいか?

まず自分の声を知りましょう。

自分の声を知る = 自分の性格を知ることになります。

最初に『感情の入っていない』自分の声を探してみましょう。
ぶるぶるぶる・・・と唇を震わせてリップローリングをしたまま、ゆっくり口をあいて発声してみてください。
この声を私は『ゼロの声』と呼んでいます。
これがあなたの感情の入っていない素の声です。

では、この素の声、基本形の声をどうやって磨いたらいいのでしょうか?

ここに先ほどお話しした『経験』というものが生きてきます。
外から、他人からやってくる経験を待たない。
待ってても幸運は向こうからやってきません。
自分の目の前にあるものから自分で拾っていく。

そして、たとえそれが些細なことでも、嫌な経験であっても、日常に出す声から、自分で『いい声』を出していく。
ふだんから『いい声』をだしていたら、いい声が出しやすくなる。
いい声で自然に、ありがとう、あなたが好きです、といいやすくなる。

経験値が上がってくると、声の質も上がる要素が増えます。