声の筋トレって本当にあるの? 2.どこがアウトになっても声は出にくい

では声帯の痩せに対して、どういう筋トレをしたらいいか?
ということですが、まずゴックン!と唾を飲みこんでください。
いま、ゴックン! としたときに喉が上がって下がったと思いますが、その動くところが『喉頭』といって、そこがポイントです。
この筋トレはそこに力が入らないとだめ。

喉の粘膜を上手に揺らすために、声帯の筋肉を太くするためにいろいろなことをするわけですが、でも声帯だけがよくなればいいか、というとそうではないので、ほかのことも説明します。

まず、おへその下にある丹田と呼ばれるところに自分の指を当てて息を吸いながらお腹の力でグッと押し返してみてください。
そうすると横隔膜が下に下がって肺が広がり、たくさんの息が肺に入ってきます。

つまり、この横隔膜がアウトになっても、肺がアウトになっても空気が出る器官がアウトになっても気管の先に付いている声帯がアウトになっても声は出にくくなります。
そして口内炎などで唇や舌、口の中がアウトになってもやっぱり声は出しにくい。

では自分のいまの声帯の状態を知るにはどうするとよいかというと、たくさん息を吸って小さい声で「あー」と声を出してみてください。どれだけ続きますか?
これをやって10秒切るようだと電話で話すのも一苦労です。いちど調子のいいときに息が何秒続くか記録しておいてください。

声枯れが加齢によるものだったり、乾燥によるものだったりするときにはまめにコラーゲンのサプリメントを摂っていただくと、声をいい状態にしておくことができます。
コラーゲンというとみんなお顔のことだけを考えがちですが、お顔だけじゃないんです。
関節とか粘膜のしっとり感とか、とうぜん声帯も粘膜ですからいいわけです。