ボイスチェック、ソングチェック Part5 エントリー№1.海風はレガート②

Dr.松永:

では、歌詞を大きな声で言ってみてください。

・・・・・・わかりました。

では次は言葉の末尾を伸ばさず、ビブラートをかけずにバツン! と切って言ってみてください。

では、ここからはたっぷり声を使うって練習をしてみましょう。
まずあくびをしてみてください。
あくびをしたまま歌詞をいってみてください。

ハイ、だいぶ声が楽になってきました。

いまここでやったのは、

①あくび → 口(のど)を大きく開ける

②うしろ(言葉の末尾)は伸ばさない → ビブラートの変な癖をとる

③母音を大切に

この3つを意識しながらもういちど歌詞を読んでみてください。

歌わなくていいです。

*

いまやった喉と口を覚えながら歌ってみましょう。

*

はいこれで最後のちりめんじわビブラートがかからなくなって歌がすごくスッと入ってくるようになってきました。

ちりめんじわになっているときは物理的にどういうことになっているかというと、息のコントロールがつかないときに息の量がふっと下がってしまうからなんです。
それをなくすためには、いまやった口を大きく開けるとか以上に変にうしろを伸ばさない、ということを気をつけてやってほしい。
もし伸ばすのだったら、きっちり母音でつなげていく。
これをやっていただくだけで、歌の情景がバツンバツンと途切れることなく、つながってきます。