軽やかな高い声をだすために No.8 ロングトーン、音を伸ばすときの余韻と心の関係。口の容積をとる意味。

どうして声は伸ばすといいのか?
というと、たとえば、ほとんどの宗教のお祈り、マントラなどがそうなように、あとを伸ばしたほうが人の感情やが伝わりやすいからです。
短く切った音より、長く伸ばした音のほうが心が乗せやすい。
これは心理学の基本のようなものです。
それを歌に使わない手はない。
ロングトーンをきれいに響かせるためには口腔容積を広くとることが必要ですが、そのとき舌が上がっては声がでないので、舌はスプーンのようなイメージで下あごの底に這わすようにしてください。
ふだんからこういう発声を意識した話し方をしていると発音がしっかりし、思いが伝わりやすくなります。