「ステージセラピー、声を使って心を知る」3.ステージセラピーとは

ところが、自分に対するウソいうのんは、頭がこんがらがってしもうてどないもこないも
ならへんようになってくるんです。
どういうことか。
自分に対していつもウソついてると、ほんとは自分はどうやねんやろ、って。
親に「あんた、なんでちゃんとせえへんの!」とガミガミガミガミ言われて、
「ったくもう、うるさいなあ、おふくろ。おふくろがあれやからやないか。クソババア。
うるさい。黙っとけ」とか「親父があれやんか」なんやかやっていろいろ言ってるけど
違うの。最終的には「ぼくは、オレは、さみしかったんや。もっとしっかり自分とこころ
ひらいて、なんか触れ合えるお話のできる人がほしかってん」
ってゆうところに落ちる、っていうのがすごく多いです。

ね。だけれども、そういうようないっしょうけんめい躾け、躾けと言われて育てられて
くると、そうすると反射で嘘ついたり反射で黙ったり反射で思考停止になる人がすっごく
多いです。
そういう人ってどうなるのか。
こういうAとBの関係に陥ると、まずなんか言われたらぱん!って反射的に攻撃されたと
思ったら攻撃し返す、何か言われたら攻撃されたら、嘘をついてかわそうとする。
あとは攻撃されたら頭抱えてじっとしてたらいいかもしれへんけど。
たとえば、お姑さん、もしくはB君が「馬鹿だな」と言ったり、
お姑さんが「ヨシコさん、あんたこんなんやったらアカンちゃうのん!」って言われて
こうやってヒューって縮こまってたら、あ! やっぱりAは馬鹿やねんって、あそこで
こいつは自分の悪さを認めたな、とか、ヨシコさん、やっぱりふだんから悪いことしてると
思ってたん認めたな、とかなる。そこでこの人が思いやりのある人だったらええんやけど、
すごく思いやりのある人だったらそういう言い方せえへんから。
たいがいワーッときて向こうがヒューってなったらドンドンドンドン行く。
親なんかでね、けっこう手が出ちゃう親なんかだったらいったんポン!とやったらね、
1回ですんだらええんやけど、ふつう2回3回くらいまでいっちゃう。

そんなことがあったらもうAの人はボコボコ。
もうほんとにすごい心も身体もいろんなところが傷ついちゃう。
ってなことが起きてくるわけです。

そうすることで人は、知らない間にすごく傷つけあって、心を閉じてしまったり、心の
まわりにすごく高い壁を作ってしまって、それでなかなか人様と上手に関わることが
できない、ということになってきます。

さ、それをなんとかしよう、っていうふうにして生まれてきたのが、心理療法、
カウンセリングとか、そういうような仕事なんですね。
それで、そのなかにはほんとにいろんな方法があります。
行動認知療法とか、森田療法とかなんやかや、ほんとにいろいろあります。
箱庭療法とかね。それから遊戯療法とか、いろんなことあるんですけれども、わたしは
そのなかで、えー、まあ、わたしは耳鼻科医です。精神科医や心理療法士ではありません。
だけれども、耳鼻科というのは耳が詰まった、別に(実際には)詰まってないんですよ。
詰まってないけど詰まったように感じて耳が聞こえにくくなる、耳鳴りがする。
ときには幻聴、誰かにいつも囁きかけられてる。とか、それから匂いとか味がわかりくくなる。
ほんとは喉は悪くない、声は出るにもかかわらず声の機能が悪くなって声がカサカサになって
あんまり歌えなくなる、しゃべれなくなる。
そういうような症状の人、けっこうたくさんおいでになるんです。

とにかく、わたしたち首から上のことやってるんですけれども、たくさんのそういった人が
おいでになります。
で、長年、わたしは30年からそういう人たちを治させていただいてました。
で、そんななかでお薬、あるていど役に立ちます。
向精神療法といいましてね、向精神薬っていうのかな、眠り薬みたいなの使ったり、
精神安定剤みたいなの使うわけです。

ところが、意外とそういうほんっとにどっか部分的に喉の神経がアウトになってるとか、
匂いのセンサーが、耳のセンサーがアウトになってる、とかっていうことでなければ、
そういった場所場所っていうのはお薬だけじゃなくて、やっぱり患者さんと時間をかけて
お話をしていくとか、それからいろんな考え方を想定してあげて、こんな考え方どう?
こんなやりかたどうやろ? って、やってもろてるうちに、
「なんか知らんけど良くなりました」って、「なんか知らんけどラクになった」っていう
ようなことがポツンポツンと返ってくるんです。

時間がまあそれ(症状)を改善してくれるときもあります。
だけれどもやっぱりね、人生って短いです。
昔よりは長うなったっていいます。
昔、人生、ね、40年、50年って言ってました。
いまは80年はあります。
でも80年いうたって最後ずーっと寝たきりやったらそりゃキツイわけ。
そしたら生きてる間にちょっとでも元気で、楽しく、気持ちよく、生きててよかったあ!
うれしい! っていうふうにね、やっぱりみんなに思うてもらわんと困るんです。
ね、そのほうが医療費安くなるもん。
やっぱり一医者として一国民としても税金の無駄遣いなくして、みんなが元気で健康で
楽しく、安全に暮らせる社会でいてほしい。

という思いでですね、じゃあこのあたりの、つい
「馬鹿だな!」「何やってはんのヨシコさん!」の、このコミュニケーションを、
「馬鹿やと思ってたけどおまえやるやんけ。かっこええやん!」っていうのと、
「ヨシコさーん、あんた最近ええやんか!」
っていうふうなコミュニケーションになるようにもっていこう、っていうのがこの今回
わたしがはじめようっていうステージセラピーの狙いなんですね。

じゃあステージセラピー、舞台療法。なんなの?
要するに、もう簡単に言っちゃいます。

まず、歌。
お声だしてなんか歌うわけです。
はーるのうららーのー♪
歌うわけです。

朗読
好きな詩を読むわけですね。
でも詩の朗読って難しいと思うんですよ。
雨にもマケズ 風にもマケズ、、、ねえ。

で、舞台をやる人、演技をやる人。TVでタレントさんやる人。
そういう演ずる方。

そして踊る人。
舞踏。
もの言わずしてパントマイムなんてゆうのもあるわけですけれども。
なにか身体を動かすことで何かを表現するという。

こういう全てのステージをぜんぶ取り混ぜてコミュニケーションを学んでいきましょう、
ということなんです。
コミュニケーションするのって、やっぱり難しいのは難しいんですけれども、あのね、
おうちんなかで独りぼっちで、なんかやるせないなぁ・・・さみしいなあ・・・とか
つらいなあ・・・いややなあ・・・と、ちょっとでも思ったことがある人って、
いらっしゃいません?

もう、ほぼ全員っていってもいいと思います。
ふつう、知性のある人は悩みます。
いま手があがらなかった人はあんまり知性ないんちゃうのん? みたいなwww

でね、そういう知性があって悩む人はっていうとですね、独りぼっちになったとき
どうすんのか?
独りぼっちになって悩んでるとき、どうします?

誰かに聞いてもたいたいと思う。

けどさ、草木も眠る丑三つ時~ じゃないけどさ、夜中の3時頃に「寝られへんわ。
悶々としてるわ。あれどないしょ。はぁーっ」ってやってるとき。
どないする?

気を紛らわそうといろんなことをする、考える。

そやね。紛らわします。
紛らわすんです。
紛らわすのに何します?
夜中。

なんか食べる。

食べること、多いよね。
そうなんです!
あの、だから、はっきりいます。
大体においてね、肥満ていうのは、精神的に繊細な人が多いです。
だからデブっちい人って、なんか豊かで「どすこい! イエーイ!」って心広くって
って思うけど、だいたい太ってる人のほうが繊細です。
なんでか。

現代社会ってすっごいストレスだらけです。
ストレスを乗り切るために食べるっていうのは、お酒みたいには身体はやられない、
煙草みたいには肺はやられない、特に最近、煙草は叩きまくられてるからね。
煙草やってたらみんなガンになるかなって変にストップかかるからさ。
でも、あんぱん1個だったらまあ、ええやん、とかって思うわけです。

もうだから『過食症』ってありますでしょ。
めいっぱい食べる人。
めいっぱい食べてしまって食べてしまってっていう人ね、パン1回にどれくらい
食べると思います?
本気の過食症の人って。