今日の声

耳が良くないと歌えない?

うちの来られる患者さんたちで声をよく出すために喉を鍛えたいとおっしゃるかたはたくさんいらっしゃいます。ところが、いい声を出すために耳を鍛えたいとおっしゃる方はほとんどいらっしゃいません。

喉さえ丈夫なら、いい声帯を神様から授かっているなら、歌手として何とかなるはずなのに、、、と思われることもあるでしょうが、実は本当に素晴らしい歌を歌うためには、間違いなく耳を鍛えることが先なのです。

小さな子供たちは新しい言葉を学ぶときに喉を鍛えたりしませんよね。
でも、残念なことにお耳が不自由だと音が入ってきませんから、新しい音を出すということを学ぶことができないのです。

じゃあ、耳の鍛え方ってどうすればいいのでしょうか?

イヤリングやピアスを鉄アレイにする?

そんなバカなことしても耳は鍛えられません。耳をいい状態にするためにはできるだけたくさんのいい音を聞くことです。ところが、いい音といっても自分一人がいい音と思ってしまって、世間の評価のあまり高くないものばかり聞いていてもちっとも耳は鍛えられません。

そういう意味では音楽の世界では10年以上の評価に耐えているバンドや歌手の音はいい音といっても大丈夫だと思われますから、そういう音を聞くようにしましょう。

ビートルズはもちろん素敵ですし、ダリルホールやジョンオーツだっていいですよ。
バッハ、モーツァルト?
はい、クラッシックなら文句なしです。

どんなに自分は最高、自分は物知り、と思っていても「井戸の中の蛙、大海を知らず。」です。自信を持って、自分の音楽を大切にすることはとてもいいことですが、まだ自分の音楽を探しきれないうちはいろんな素晴らしい先人たちの音を聞いて、聞いて、聞きまくることです。

私ですか?

いつもその年のグラミー受賞曲を歌っている人たちのアルバムは聞きこむようにしています。

歌は世につれ、世は歌につれ、おもしろいですね、、、

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